ギブソン LG-0 Gibaon LG-0
Gibson / サドル交換 / ブリッジ交換 / プレート補強 / ペグ交換 /
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60年代製のギブソン LG-0。 ヴィンテージギターとしては、まだ比較的手に 入れ易い価格で流通していて人気のあるギターです。 |
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ブリッジはプラスチック製の物です。 当時、LG-2など他の上位モデルより 各部でコストダウンを図り作られた為、 ブリッジも木製ではなくプラスチック製に なったようです。 |
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プラスチック製のブリッジは内側からネジで 固定されていますが、トップ板とプラスチック素材の 経年変化などで歪み、変形している場合が多いです。 このギターもやはりそうでした。 |
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オーナーからは プラスチックのブリッジを木製に交換してほしいのと チューニングが安定しないペグの交換をしてほしい との依頼。併せて弦のエンドポールが食い込んで 痛んだブリッジプレートの修理を行う事になりました。 |
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今回素材は色合いなど交換後の 見た目の変化が少ない黒檀を選択。 元の寸法を調べ記します。 |
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おおまかに形を切り出します。 |
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弦を通す穴あけ。 |
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サドル溝をミニルーターで掘り込みます。 |
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外周を削り形を整え中。 |
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ボディ側。 ブリッジを固定していたネジ穴は マホガニーの端材で埋めます。 |
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ブリッジ下の塗装も完全にはがします。 |
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外形サイズが出来上がったブリッジの底面を 経年変化で膨らんだトップ板の形状にあわせます。 |
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ブリッジのウイング部分を整えます。 |
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ブリッジが大体出来上がりましたら 接着の準備をします。 |
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接着中。 ３日程乾燥させます。 |
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元のプラスチック製のブリッジと比べて、 違和感なく仕上がりました。 |
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次はブリッジプレートの修理です。 |
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専用工具で痛んだプレート部分をくり貫きます。 |
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メープルで作った円形の端材を くり貫いた部分にあわせ接着します。 |
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全てのプレートを補修。 これで弦のエンドポールがプレート部分に 食い込んだりせず、しっかり支えてくれます。 |
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ブリッジピン溝など細かい調整を行います。 |
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サドルも牛骨で製作し交換。 |
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ペグも交換。 |
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ネジ穴は一度マホガニーで 埋めてからあけ直します。 |
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これでチューニングもしっかり安定します。 |
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弦高を調整して完了。 |
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オールマホガニー製でラダーブレーシングの ギター独特の、ガラン～とした鳴りが気持ち良い ブルースギターでした。 |