Gibson B-25 60年代製、Gibson B-25のギターリペア。
Gibson / L.R.BAGGS / クラック修理 / サドル交換 / ナット交換 / ピックアップ交換 / フレット交換 / ブリッジ再接着 / ブレーシング剥がれ /
60年代製、Gibson B-25のリペア作業です。 | |
指板に沿ってサウンドホールまで 割れがあります。 |
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ピックガード沿いにも割れ。 その他にブリッジ、力木剥がれ修理、 ペグ、ピックアップ交換、 フレット交換など行います。 |
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ブリッジは過去に 元々のアジャスタブルサドルを ノーマルなサドルに改造してあります。 |
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サドル下にはハイランダー製、ピエゾタイプの ピックアップが取り付けてあります。 |
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今回はL.R.Baggsのピックアップに 交換しますので取り外しておきます。 |
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まずは消耗したナット・フレットを交換。 | |
ナット・フレットを外し・・・ | |
ネック指板、 溝の状態をチェック。 溝を補修して・・・ |
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軽く指板を均します。 | |
溝をクリーニングして。 | |
元フレットと同サイズのフレットを打ち込み。 | |
フレットサイドを均します。 | |
処理中に剥がれた指板サイドの 塗装をタッチアップで補修。 乾燥後、均します。 |
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続いて ナットの交換。 |
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ナットスロットをクリーニング。 | |
大まかに形を整え・・・ | |
溝に取り付けます。 フレット擦り合せの前に 他のリペアを行います。 |
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ブリッジには剥がれがあります。 | |
ギター内部にはアジャストサドルを 支えていたネジが残っています。 |
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まずは熱でブリッジを外します。 | |
もうアジャスタブルサドルに戻さないとの事 ですのでアンカーネジは取り外し、 跡穴を塞ぎます。 |
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プレート材のメイプルと トップ材と同じスプルース端材をから 切り出して・・・ |
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穴埋め。 | |
プレート側も穴埋め。 | |
ブリッジとトップ板の当たりを調整して接着。 数日乾燥させます。 |
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続いてトップ板の割れ、 力木の剥がれを修理。 |
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まずクラック裏の力木剥がれを修正後 パッチを当てて補強します。 |
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ピックガード沿いの割れにも 裏側からパッチで補強。 |
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圧着します。 | |
次は裏板側にある 数箇所の力木剥がれをリペア。 |
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接着剤をすり込んで 特殊クランプで圧着します。 |
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表側からも押さえて修正。 | |
ペグも元の3連クルーソンと 同タイプの物に交換。 |
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精度もアップしてチューニングも安定します。 | |
割れ、力木などのリペアは完了しましたので 中断していたフレット周りのリペアを行います。 取り付けたナットに弦溝を切り、大まかに調整。 |
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擦り合せの前にネックの動きをチェック。 | |
トラスロッドで反りを調整。 | |
各フレット上の凹凸を確認して・・・ | |
高いフレットを中心に均します。 | |
削ったフレットを成形。 | |
磨いて仕上げます。 | |
続いてナットの形を整え・・・ | |
最後にマイクロメッシュで磨いて・・・ | |
仕上げます。 | |
続いてサドルを製作。 | |
サドル溝のサイズに削り 大まかな弦高に調整。 |
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予定弦高になったら磨いて仕上げ。 | |
最後にピックアップを取り付けます。 | |
LR.Baggs Ibeam Active。 ブリッジプレートに貼り付けるタイプの ピエゾピックアップです。 |
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前に取り付けていたピックアップ、 ハイランダー製のエンドジャック径は大きい為 通常よりオーバーサイズで空けられていました。 そのままでは取り付けが緩るい為 一度穴を埋めて・・・ |
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新たなエンドジャックの径に サイズを合わせ・・・ |
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取り付け。 | |
ギター内部、プレート下に ピックアップも取り付け 配線を束ねます。 |
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これで全リペア完了。 指板沿いの大きなクラックも 段差は解消されたので 然程目立たなくなりました。 |
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ネックコンディションが良いため 弦高も弾き易い高さにセッティング。 |
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これまで色々と修理調整を繰り返し 使われてきたギター。 スモールサイズらしく レスポンスの良い鳴りが 印象的なギターでした。 |