ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

ギブソン ES-125

Gibson ES-125

ナット交換 / フレット交換 / ブリッジ交換 / ボディ破損修復 /

40年代、ギブソン ES-125。
かなり使い込まれた
アーチトップギターです。
ブリッジと横板のジャック部分は
大きく破損しています。
ブリッジは交換して。
横板は補強して修理します。
まずはフレット、ナット交換。
指板には凹凸がありますが
ネックの状態は良好です。
ナットを外し・・
フレットも・・・
外します。
指板の大きな
窪み部分を補修して・・・
指板調整。
フレットを打ち込みます。
フレットサイドを処理。
ナットも新たに作ります。
ナット溝のサイズに合わせ
牛骨を大まかに成形。
後ほど擦り合わせなど
作業します。
横板、ジャックが取り付けてあった
辺りが大きく破損しています。
ピックアップなど
アッセンブリーは外しておきます。
破損部の形を整えて・・・
細い突板を裏側から貼り・・・
補強。
曲げたマホガニー材を切り出して・・・
破損部分に貼り付け。
破損部分を
ぼかす様に塗装します。
補修跡は目を凝らせば判りますが
パッと見は気にならない程度に
なったと思います。
続いて
新たなジャックの取り付け。
テールピースのエンドピンが
入っていた部分にアコギでよく使う
エンドジャックを取り付けます。
穴を広げます。
テールピース側の穴も広げて・・・
エンドジャックに
配線して取り付け。
続いて
新たなに取り付ける
ブリッジサドルの調整です。
弦溝を切り・・・
トップ板のアールと・・・
ブリッジの当たり面を調整。
続いて
弦を張りフレット高さをチェックして
フレットを擦り合わせ・・・
削ったフレットを再成形。
磨いて仕上げます。
ナットの形も整えて仕上げ。
リペア完了です。
傷など非常に多いですが
これまで十分に
弾き込まれてきた
アーチトップギター。
生音もしっかりしたサウンドですが
リペア後はP90のメロウなトーンも復活。

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