Gibson ES-345 セミアコの代名詞、ES-335の 上位機種として製作された珍しいギター67年製、GIBSON ES-345のギターリペアです。ネックアイロンで反りを修正後、リフレット、ナット交換をして全体を調整しました。
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セミアコの代名詞、ES-335の 上位機種として製作された珍しいギター 67年製、GIBSON ES-345のリペアです。 |
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ステレオアウトと バリトーンスイッチを装備して 当時、ストラトを凌ぐ多彩な サウンドが出せる事が売りでした。 |
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只、このギターは過去に配線周りが改造してあり ES-335と同じモノラル仕様となっています。 |
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オーナー様からはネック反りのご相談。 トラスロッドも効かない状態ですので ネックヒーターで反りを直します。 |
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充分に時間をかけて修正。 |
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修正後はトラスロッドにも余裕が出来て ネックも良い状態になりました。 |
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続いて消耗したフレットを交換。 |
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指板を痛めないようにフレットを抜きます。 |
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少し高さにあるフレットに交換しますので 併せてナット交換も行います。 |
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指板調整の前に アールを確認。 |
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フレット溝を補修後、 指板調整して・・・ |
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指板をクリーニング。 |
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溝の木くずを掻き出します。 |
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新たなフレットを打ち込む前に フレット溝の幅などをチェック。 |
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指板アールに合わせ 打ち込むフレットを曲げます。 |
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溝の長さに合わせてカット。 今回はこの年代のギブソンに多い 低いフレットから 高さのあるフレットに交換。 |
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指板周りにバインディングがあります。 |
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フレット溝に合わせ フレット・タング・ニッパーで 両端をカット。 |
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ヤスリでバリ処理して加工します。 |
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フレットの打ち込み。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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次はフレット成形。 余分な部分をカットします。 |
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フレットの端をヤスリで・・・ |
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斜めに削ります。 |
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フレットのすり合せ前に ナット交換も行います。 |
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溝の平面を修正。 |
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交換する牛骨素材を 溝のサイズに合う様に成形。 |
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ナット各面の平面を出して 底面がしっかり合うように調整します。 |
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1フレットを基準に 大まかな高さを記し・・・ |
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余分な部分をカット後、 大まかに形を整えます。 |
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溝に軽く接着して 弦幅を記し・・・ |
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使用するゲージに合わせ溝を切ります。 接点の最終調整はすり合わせ後に行います。 |
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弦を張り、ネックの状態をチェック。 |
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フレット上の凸凹もチェック。 |
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高いフレットを中心に 全体をすり合わせます。 |
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すり合わせ後、 フレットエッジ処理。 |
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専用ヤスリで平らになった フレットを成形。 |
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紙ヤスリなどで細かい傷を消して・・・ |
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コンパウンドで磨いて完了 |
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フレット成形後は 運指も滑らかになります。 |
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ナットも形を整えて磨き・・・ |
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仕上げ。 |
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弦高、オクターブなど、 その他の微調整をして・・・・ |
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全てのリペアが完了。 |
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弦高も低くめにセッティング。 |
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ハイポジションまで 弾き易いギターになりました。 |