ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

ギブソン L-00

1932年製、Gibson L-00

Gibson / サドル交換 / ナット交換 / フレット交換 / ブリッジ再接着 /

Gibson L-00 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 1932年製のGibson L-00 修理。
消耗したフレット、ナット、サドルの交換をします。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  サウンドホールから
内部の様子を見てみます。
古いギターですので過去に行われた
割れ修理などのリペア跡が見えます。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  まずはフレットを抜きます。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  全てのフレットを抜きとりました。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  スケールで指板の状態を見ます。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 凸凹部分を中心に指板調整。
指板アールを整えます。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  痛みの激しい溝は補修して
再度、溝を切り直し。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 フレットを指板のRにあわせて曲げ、
フレットを打つ準備をします。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 フレットを打ち込んだらサイドを斜めに落とします。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  フレットのすり合わせ後、平らになった頭を丸め
フレットの傷を落として磨きます。 
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 フレット処理が終わったらナット・サドル交換。
溝に残った接着剤を落とし新たに取り付ける
ナットの平面だしをして溝のサイズに合わせます。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  サイズが整ったら形状、弦幅の寸法を
前のナットから写して溝を切ります。
7割ほど仕上げたらサドルを製作します。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  サドル寸法を合わせて溝にピッタリはまるように
削ります。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房 フレット交換により弦高が変わりますので
サドルの高さも変わります。目安をつけたら
オクターブ調整を出来る範囲でします。
ブリッジ浮き ギターリペア・ベース修理工房 NINTH( ナインス)東京、高円寺 フレット・サドル交換で弦のテンションが変わった
影響からブリッジに浮きが見られましたので
外して再接着します。
ブリッジ再接着 ギターリペア・ベース修理工房 NINTH( ナインス)東京、高円寺  ヒーターで熱をかけます。
ブリッジ再接着 ギターリペア・ベース修理工房 NINTH( ナインス)東京、高円寺  外れました。
ブリッジ再接着 ギターリペア・ベース修理工房 NINTH( ナインス)東京、高円寺  古い接着剤を落とします。
ブリッジ再接着 ギターリペア・ベース修理工房 NINTH( ナインス)東京、高円寺  再接着しクランプします。
 NINTH(ナインス) ギターリペア&ベース修理工房  その他、微調整をして修理完了。
音が詰まり出なかった14F付近の音も
出るようになり、全体的に音のバランスも
良くなった印象。
70年以上弾きこまれてきたギターは
非常に太い音でした。

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