ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

HOFNER 500/1

ヘフナー・バイオリンベース 500/1

Hofner / ネックアイロン修正 / ネック修理 / ベース /

HOFNER 500/1,リペア,修理 60年代製、
ヘフナー・バイオリンベース
500/1の修理依頼。
ヘッドロゴは年代によってデカールなど
幾つか仕様が違うそうです。
これには元々「レイズドロゴ」と呼ばれる
プラ製の立体的なロゴがついていたそうです。
元パーツは傷んでいたのでオーナー様が
交換パーツをアメリカで入手していたとの事。
ヘッドに接着します。
ネック、ヒールキャップも
割れて剥がれかけています。
こちらは後ほど修復します。
メインのご相談は
ネック継ぎ目部分が剥がれて
弦高が高くまともに演奏出来ない・・・との事。
チューニングしてみますと
12フレット上の弦高は約7ミリ近くあります。
細部をチェックしますと
ネック継ぎ目の剥がれと併せて
ネックの順反りが強く
トラスロッドも回りきった状態です。
まずはネック継ぎ目の剥がれ部に
接着剤をすり込みクランプして修正。
ネックの順反りはネックアイロンで
時間をかけて修正します。
HOFNER 500/1,ネックアイロン修正 修理後は弦高も下がり
良い状態になりました。
弦高を低めにセッティングすると
ネック、フレットの細かい
調整が必要になります。
フレット周りを調整後
指板をマスキングして
フレットを磨き・・・
ピカピカに仕上げます。
最後に痛んだ
ヒールキャップを補修します。
古い接着剤をクリーニング。
ヒールキャップを接着。
ストラッピン穴を空け直して・・・
補修完了。
ステイプルトップ・ピックアップ。
ピックアップコントロール部。
電気周りもチェック。
ボディもポリッシュなどで
クリーニング。
弦はフラットワウンド弦。
ヘフナー・バイオリンベース用の
ラベラに交換。
リペア後はトラスロッドにも
余裕が出来ました。
オクターブなど、
その他の微調整をして全リペア完了。
ネックコンディションも良くなりましたので
弦高も低めにセッテイング。
HOFNER 500/1、リペア、修理 リペア後は格段に弾き易くなり
ハイポジションまでストレスなく
演奏を楽しめるようになりました。

PAGE TOP