Morris W-30 70年代製、モーリス W-30
サドル交換 / ネックアイロン / フレットすり合わせ / ブリッジプレート補強 / モーリス /
70年代製のモーリス W-30の修理。 弦高が高いので状態を見てほしいとのご相談。 |
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ギブソン・ハミングバード風、 後付けのピックガードが なかなか良い雰囲気です。 |
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まずはネックの状態をチェック。 順反りが強い状態です。 |
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サドルにはあまり余裕がなく 弦高も12F上で約4mmありますので ネックアイロンで反りを矯正する事にしました。 |
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ネックの様子に合わせてクランプの位置を変え、 大体2~3回に分けてアイロンで調整します。 |
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調整後、弦高も下がりました。 只、弦高を低めに設定するとフレット上の高さも シビアに調整しなければ音詰まりなどの 不具合が生じます。 |
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その場合、フレットのすり合わせを行い フレット上の高さを均一に整えます。 そうする事により弦高を低く設定しても 音詰まり等の不具合がなくなります。 |
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すり合わせ後、フレットの形を整えていきます。 | |
まずは専用工具で平らになった フレットの頭を丸く形成。 |
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紙ヤスリ、スチールウールなどで磨き 小さな傷を消していきます。 |
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最後に金属用コンパウンドで磨いて完了。 | |
フレットすり合わせ後、 弾き易さは格段にアップします。 |
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次はブリッジプレートの修理です。 ギター内部、ブリッジプレートの様子です。 弦のボールエンドがプレートに食い込み、 所々材が割れている状態ですので補強します。 |
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専用工具で痛んだプレート材周りをくり貫きます。 | |
周りを丸く削り取りました。 | |
その部分にローズウッドのから作った 丸い端材を接着して痛んだ部分を補強。 |
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クランプ中。 接着剤が乾くまで固定しておきます。 |
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ブリッジピン周り、全ての穴を修復。 これでしっかり弦のテンションを支えてくれます。 |
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続いて、ブリッジピンホールの調整。 | |
サドルをプラ素材の物からタスクに交換。 | |
底面等の面出しをして サドル溝のサイズに合わせます。 |
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弦高調整をして形を整えます。 | |
最終的にはナット調整と合わせながら 弦高を決めます。 |
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調整後、音の分離も良くなり 弾き易いギターになりました。 古いギターも修理、調整してやれば まだまだ現役です。 |