ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Ovation 1867 Legend

オベーション 1867 Legend

オベーション / クラック修理 / ネック反り修理 / ブレーシング剥がれ /

オベーションの人気モデルの修理調整。
長い間、ギターケースに入れっぱなしに
なっていたそうです。
ギター内部をチェック。
ネックはセットネックではなく
ボルトオン式。
弦高が高く弾き辛いとのご相談。 
ネックはトラスロッドに反りを調整する
余裕が無い状態で強い順反りです。
ボディは指板脇にクラックも発生しています。
その他、力木の剥がれも
ありますので修理します。
まずはネックを良い状態に修正して
弦高を下げられるようにします。
現状、サドル下のシムを外しても
12F上で3mm以上あります。
トラスロッドも効かない状態ですので
ネックアイロンで何度かに分けて反りを修正。
ネック修理の合間に
トップ板の割れを修理します。
スプルースの端材からパッチを作り
裏側から割れに沿い当て、割れが
広がるのを防ぎます。
併せて力木の剥がれも修理。
力木を挟んで3ヶ所、パッチを当てました。
アイロン修正後、
ネックはチューニング時に
ほぼ、真っ直ぐな状態になり
弦高も下がりましたので
弾き易い状態になりました。
フレットを調整して磨いて仕上げます。
ヘッドやボディの汚れもクリーニング。
ナットなど微調整をしたらリペア完了。
オーナー様のご希望通り、
弦高も弾き易い高さに
調整出来るようになりました。
修理後は再び演奏を
楽しめるようになったとの事・・・良かったです。
明るく抜けの良いサウンドが
心地良いギターでした。

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