ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Taylor 412CE

テイラー 412CE

TAYLOR / ネックアイロン / フレットすり合わせ / メンテナンス /

Taylor 412CEの修理依頼です。 
サイド、バック材はオバンコール。
音は比較的マホガニーに似ていて
軽快で明るい音色が特徴の材です。
今回は弦高が高く弾き辛いとのご相談。
サドル高さには余裕がありますが
ネック周りをチェックをすると順反りが強く
弦高も12F上で約3.5ミリ位あります。
トラスロッドも回りきった状態ですので
ネックヒーターでネックの反りを修正した後
弦高を下げて弾き易い状態にリペアします。
反りを修正中。
その後しばらく寝かしておきます。 
修正後、強い順反りも直りましたので
フレットのすり合せを行います。
各フレット上の凹凸をチェック。
高いフレットを中心に全体を均します。
すり合せ後はフレット成形。
すり合わせで平らになったフレット頂点を
専用ヤスリで整えます。
その後、紙ヤスリで磨き・・・
途中、スチールウールに変えて
滑らかになるように仕上げます。
最後に金属用コンパウンドで磨いて
すり合せは完了。
弦を張り
ナット弦溝の調整。
併せてサドルで弦高調整をしてリペアは完了。
ネックもテンションをかけた状態で
ほぼ真っ直ぐになりました。 
弦高も弾き易いように・・・
低めにセッティング。
修理後は非常に弾き易い
ギターになったとの事・・・よかったです。

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