ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Travis Bean TB-1000

トラビスビーンTB-1000。アルミネックのギターです。

サドル駒交換 / トラビスビーン / ナット交換 / フレット交換 /

75年製、アメリカ産の
トラビスビーンTB-1000の
リペアです。
アルミのネック。
作りをチェック。
重量はかなりの重さです。
作りからも想像できる通り
ロングサスティーンが売りの
珍しいギターです。
消耗したフレット、ナット交換と、
ネジが錆びついて弦高、
オクターブ調整が出来ない
ブリッジのサドル駒を交換します。
ネック状態をチェック。
流石ですねストレートです。
ブラスナット・・・
フレットを外します。
指板上、
一般的なエレキギターの様に
アール加工はされていません。
フラットです。
その他の作りからも
スライドバーを使った
演奏に特化したイメージで
製作された様に感じます。
フレット溝を修正して
軽く指板調整。
新たに打ち込む
フレットをカット。
打ち込みます。
フレットサイドを均し、
バリ処理。
フレットの擦り合わせ前に・・・
錆びたサドル駒を交換します。
オリジナルと全く同じ部品は
手に入りませんので
ストラトで使われる
交換パーツに交換します。
只、交換パーツは
オリジナルの駒と
幅が違う為に
サドル上、弦間の長さが
変わってしまう為
少々改造して使います。
サドル駒の
両端を削り・・・
オリジナルと同じ位の
寸法に調整して取り付け。
続いて
ブラスナットの交換。
溝の古い接着剤を除去。
ブラス製のナットブランクを
大まかな形に削り取り付け。
ナット溝を調整。
各フレット上の
高さを確認後、
擦り合わせ。
フレットを再成形。
磨いて仕上げ。
ブラスナットも磨いて・・・
取り付け。
弦高、オクターブ調整して
リペア完了。
デザイン、作り、サウンド等々、
非常に個性的なギターでした。

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