ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Westone W-80

ウエストン W-80

ウエストン / ナット交換 / フレットすり合わせ / ブリッジ亀裂 / ブレーシング修理 /

70年代製の国産ギターWestone W-80。
まずは亀裂が入ったブリッジの修理からです。
ローズウッドの粉と接着剤を亀裂にすり込み
乾燥後、形成します。
ネックの状態をチェック。
高いフレットを中心にすり合わせをします。
専用工具で平らになったフレットの
頭を丸めていきます。
このギターはナットが外れた状態でしたので
外す手間は省けたのですが接着剤が多量に
使われていました。
鑿などで全て取り除きます。
ナットを溝サイズに合わせ形成して弦溝を調整。
ネックの不具合等で弦高調整が難しい
状態でしたが、予算の関係もあり強度を
考慮しながらブリッジ上面を削り調整。
サドルが低くなったので
ブリッジピンホールに溝をきり調整。
テンションバランスをとります。
裏板側と表板のブリッチプレート横の
力木の剥がれを圧着します。
剥がれてしまったピックガードを作りなおし
不足してたブリッジピンを取り替えて復活。
30年以上前のギター。
サイドバックは合板ですが
つき板はハカランダ・メイプル。
作りも良く、独特のハリのある低音が
心地よいギターでした。

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