ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

ZENN ギター

ゼン・アコーステックギター

ZENN / サドル交換 / メンテナンス /

中国生産のアコースティック・ギター、ZENN(ゼン)。
ナット、サドル交換などのリペア依頼です。
サウンドホールのマグネットPUと
あわせてサドル下にはピエゾPUが
仕込まれています。
オール単板でこれだけの装備、
しかも5万円以下の価格との事。
細かくは色々ありますが
少し調整してやれば充分使えそうです。
まずはネック等、全体の状態をチェック。
ネックは少し順反りが強く
12F上、弦高が約3ミリ位ありますので
ハイポジションでの演奏は辛い状態です。
トラスロッドでネックを調整。 
ロッドがよく効き、ネックも大体ストレートに
なりましたので次はナット、サドル交換をして
演奏性、音質等さらにグレードUPします。
ナット際にナイフを入れて・・・
元ナットを外し・・・
ノミなどでナット・スロットの接着剤を除去。
ヤスリで底の平面しっかり出しておきます。
交換する無漂白の牛骨ナットを
溝サイズに合わせます。
ナットの各面、平面を調整。
溝に合わせたら
大まかに高さを記し・・・。
ヤスリで削り
荒成形。
接着後、
弦間を罫書き・・・
弦間を調整。
各弦、ナット接点を調整後・・・
荒仕上げのナットの形を
ヤスリなどで整えます。
最後はマイクロメッシュで磨いて・・・
仕上げ。
ナット交換は完了です。
次はサドル交換など行います。
まずは各弦ごとのブリッジピンホールを調整。 
その後、サドルスロットの長さに
合わせ牛骨をカット。
底面の平面を出して・・・
溝サイズを合わせます。
>ヤスリで荒成形。
ネックの動き、フレット等の状態から
目標弦高決めて成形。
弦高、オクターブ調整後、
マイクロメッシュなどで磨いて仕上げます。
>サドル交換も完了。
>弦を張る前に
指板をマスキングしてフレットをクリーニング。
スチールウールなどで磨き・・・
仕上げます。
>ボディなどもクリーニング。
ハイポジションでの演奏も
弾き易い高さにセット。
ナット交換など全てのリペア完了です。
サドル交換、弦振動をしっかり
ボディ、PUに伝える様になりました。
非常にコストパホーマンスに優れたギター。
リペア後は非常に弾き易くなったので
ますます練習に熱が入るとの事・・・よかったです。

PAGE TOP