ヤマハ GC-5 YAMAHA GC-5の修理調整。
YAMAHA / ヤマハ / クラシックギター / クラック / 割れ修理 / サドル交換 / ナット交換 / ネックアイロン / フレット交換 /
1967年製、 ヤマハクラシックギターの修理。 ヤマハはこの年に初めて スペイン式でクラシックギターを 製作したそうです。 |
|
YAMAHA GC-5。 現在では非常に貴重で高価な ハカランダ材がサイド・バックに 使われています。 |
|
オーナー様は 当時、新品で購入して以来 ずっと弾き続けてきたそうです。 |
|
消耗した フレット、ナット、 サドル交換を行います。 |
|
ヘッド、 糸巻き辺りには クラックが入っていますので これも修理をします。 |
|
割れ口にしっかりと 接着剤をすり込んで圧着。 |
|
乾燥後、弦を張り強度をチェック。 現在、クラシックギターの糸巻きは 軸間35mmが主流ですが 昔は色々なサイズの糸巻きがありました。 |
|
弦高は約4mm位。 自身でサドルを削り調整したが 出来ればもう少し下げたいとのご相談。 |
|
サドルには弦高調整の 高さ余裕はありませんので ネックアイロンと指板調整を あわせて行い弾き易い状態にします。 |
|
ネックアイロン後。 ネックの順反りを修正。 |
|
続いて フレットを交換。 |
|
指板調整。 | |
フレットを打ち込みます。 | |
フレットエッジを調整。 | |
すり合わせを行い フレットを再成形して 磨いて仕上げます。 |
|
ナット交換。 | |
ナット溝のサイズに削り 弦間、接点を調整。 |
|
磨いて仕上げます。 | |
最後にサドルを制作。 | |
サドル溝のサイズに合わせ 削ります。 |
|
目標弦高に調整して仕上げ。 サドル高さに余裕がある状態で 最近のクラシックギターの平均弦高、 約3.5mm~3mmにセッテング。 |
|
修理後は 反応、音量も上がり 弾き易くなりました。 |
|
十分に弾き込まれて 豊かなサウンドは 一音一音が明瞭で貫禄のサウンド。 まだまだ現役です。 |