ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Danelectro Convertible

ダンエレクトロ コンバーチブル

ダンエレクトロ / ナット交換 / ネック反り修理 / ビザール / フレット交換 /

60年代製、ダンエレクトロ
コンバーチブルの修理調整です。
ダンエレクトロといえば
ジミーペイジが使っていた
「3021」というモデルが有名ですが
こちらは薄いですがホロウボディ。
生音でもビザール感たっぷりの
アコーステック・サウンドが楽しめます。
当時のペグは
個性的でかっこいいですね。
最近はピエゾPUも追加された
復刻モデルも出ています。
サウンドホールには
リップスティック型の
ピックアップ。
3つのネジで弦高を調整出来る
ブリッジサドルなど
ユニークな構造のギターです。
ネックが反っていて
ハイポジションでの演奏が
辛いとのご相談。
弦高は12フレット上で
約2.6mm位ですが
順初りが強い状態です。
指板、フレット溝などの状態から
過去にも指板調整など
反りの修理がされたようです。
反りを調整出来るタイプの
トラスロッドではありませんので
まずはアイロンで修正を試みます。
アイロンだけでは
しっかりした効果が出ませんでしたので
2本のロッド溝の隙間に接着剤を注入。
弦を張ってネックの動きを確認。
ネックの反りも小さくなりましたので
接着剤注入の効果があったようです。
続いて
フレットを交換します。
フレット溝を補修して
指板調整。
フレットを打ち込み。
フレットサイドを処理。
ナット溝も補修して・・・
新しいナットを取り付け。
弦間を切り
溝を調整。
フレットすり合わせて
形を再成形して仕上げます。
あわせてナットも磨き・・・
仕上げ。
    ボディ、ネックの汚れを
落として・・・
新しい弦を張ります。
弦高調整をして
リペア作業は完了。
ネックの大きな順反りも修正出来て
弦高も下がりハイポジションも
弾き易いギターになりました。
ボディに使われている
メゾナイトという硬質繊維板の
特徴もあるのでしょうか・・?
非常にイナタいサウンドが癖になる
クールなビザールギターでした。

PAGE TOP