ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Gibson 1949年製 LG-2

1942年から製作が始まったLGシリーズ。その他にラダーブレーシングのLG-1、ナチュラルフィニッシュのLG-3がありますが、今回修理したのは1949年製、GIBSON LG-2。ブレーシング剝がれ、フレット、ナット、ロングサドルを交換。ペグも3連の戦前クルーソンモデルの復刻物に交換して弾き易い弦高に調整しました。

Gibson / ギブソン / ナット交換 / フレット交換 / ブリッジプレート補修 / ブレーシング剝がれ / ペグ交換 / ロングサドル交換 /

1949年製、ギブソン LG-2の修理調整。
作られてから75年経っていますので過去に色々な修理歴があります。
まずは経年劣化で傷んだブリッジプレートを補修します。
専用道具でメイプル材を切り出して・・・
プレートを補修。
ブリッジピンもピッタリと収まり、
弦振動もボディにしっかりと伝えられるようになります。
表板側に三ヶ所のブレーシングの剥がれがあります。
3回に分けて剥がれ部に接着剤を刷り込んで圧着。
ペグも経年劣化でギアが摩耗して非常に硬くなっていますので・・・
戦前クルーソンスタイルの復刻版ペグに交換。
見た目も変わらずにチューニングも安定します。
続いて、消耗したフレットを交換します。
指板とフレット溝を調整。
フレット打ち込み後、フレットサイドを均して
フレットのすり合わせを行います。
新しいフレットの高さに合わせてナットも作ります。
形を取り付け溝のサイズに削り、
ナット溝を切って磨いて仕上げます。
あわせてロングサドルも交換。
目標弦高に削りながら調整。
目標弦高になったらサドル頂点など、
形を整えて磨いて仕上げます。
リペア完了。
まだまだ現役です。

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