ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

ギブソン ES-125T

P-90のワンピックアップで16インチ、シンボディが特徴の1960年製、GIBSON ES-125Tのギターリペア。リフレット、ナット交換、ネック反りの修理を行いました。

Gibson / ナット交換 / ネック反り修理 / フレット交換 /

 

P-90のワンピックアップで
16インチ、シンボディが特徴の
1960年製、GIBSON ES-125T。
リフレット、ネック修理などを行います。
ネック、フレットの状態が悪く
ハイポジションで音詰まりを起こします。 
トラスロッドも回し切った状態ですので
ネックヒーターでネックの反りを修正します。
数回に分けて修正後、
ネックは良い状態になりましたので
続いてフレット周りを修理。
ナット、フレット交換をします。
先にナットを外し・・・
指板を痛めないようにフレットを抜きます。
全部のフレットを抜き終えました。
フレット溝を修正。
軽く指板を調整して・・・
指板をクリーニング。
溝の木くずを掻き出します。
新たなフレットを打ち込む前に
フレット溝の幅などをチェック。
指板アールに合わせ
打ち込むフレットを曲げます。
今回はこの年代のギブソンに多い
低いめのフレットから
高さのあるフレットに交換します。
フレットの打ち込み。
全てのフレットを打ち込みました。
次はフレット成形。
余分な部分をカットします。
フレットサイドをヤスリで
削り落とし・・・
バリ処理をして滑らかに仕上げます。
指板脇を
タッチアップ塗装。
乾燥後、磨いて・・・
仕上げます。
続いてナット製作。
溝の古い接着剤をノミなどで除去。
溝の平面を修正。
交換する牛骨素材を
ナット溝のサイズに合う様に
成形します。
大まかに高さを記し・・・
ラフカット後、
形を整えます。
溝サイズに合わせ、
底面も合うように調整。
弦幅を記し・・・・
使用するゲージに合わせ溝を切ります。
接点の最終調整はすり合わせ後に
行います。
弦を張り、ネックの状態をチェック。
フレット上の凸凹もチェック。
高いフレットを中心に
全体をすり合わせます。
すり合わせ後は
フレット成形。
平らになったフレット頭を丸めます。
紙ヤスリなどで細かい傷を消して・・・
コンパウンドで磨いて完了
フレット成形後は
運指も滑らかになります。
ナットも形を整えて磨き・・・
仕上げ。
オクターブなど、
その他の調整をして全リペア完了。
弦高も低くめにセッティング。
Gibson ES-125T、リペア、修理 ネックはトラスロッドに余裕がある状態で
真っ直ぐになりました。
もちろん音詰りは解消。
ハイポジションまで
弾き易いギターになりました。

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