ギブソン LG-1 65年製、Gibson LG-1
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65年製、Gibson LG-1のブリッジ修理です。 |
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テンションをかけると変形してしまう プラスチック製のブリッジを木製に作り直して ほしいとのご依頼。 |
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ギター内部、力木の剥がれはありませんでしたが ブリッジプレート、弦エンドポールが当る部分は 痛んでしまっています。 このままですと反応、チューニング等に 影響を及ぼしますので修理する事にしました。 |
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プラ製、ブリッジを固定したネジを外しますと ブリッジは簡単に外れます。 |
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ブリッジ素材は、 ローズウッド、黒檀などから 選んで頂きます。 |
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ブリッジに細部寸法を記し形を切り出し。 |
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ブリッジ溝をミニルーターで切ります。 |
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経年変化で軽く膨らんだトップ板の 形状に合わせてブリッジ底面も仕上げます。 |
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新たに取り付けるブリッジの中心など確認。 |
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ブリッジ取り付け位置が決まったら その部分の塗装を剥がします。 写真を撮り忘れましたがネジ固定用に 空けられた穴は全て木材で埋めておきます。 |
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何度かクランプをかける順番など シュミレーションして手早く接着します。 |
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この状態で3～4日、乾燥を待ちます。 |
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乾燥後、しっかりボディに密着しています。 |
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次は痛んだプレートを補強します。 |
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ブリッジプレート専用工具で 痛んだ部分を削り取ります。 |
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ギター内部の様子。 |
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丸く削られた部分にメイプルの 端材を埋め込み痛んだ部分を補強します。 |
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全ての穴を補強しました。 |
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ブリッジピン穴のサイズをリーマーで調整。 |
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ブリッジピン穴の面取り。 |
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ブリッジピン穴の弦が通る溝を調整。 |
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サドルを牛骨で作り弦高など微調整して完了。 |
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補強後はしっかり弦のテンションを支え 反応もＵＰします。 |
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元のプラ製ブリッジと比べて。 違和感なく仕上がりました。 |
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ヴィンテージ・ギターとしては 比較的手に入れ易く人気のモデル。 小振りで抱え易く、ラダーブレーシング独特の 余韻が心地よいギターでした。 |