Guyatone SG-12T 今はもう無くなってしまった日本の電子楽器ブランド、グヤトーンのSG-12T。60年代のエレキブームの頃に製作されたフルアコ構造のアーチトップギターです。今となってはビザール系のギターに分類されるのでしょうか、、、。グヤトーンが開発したエフェクターも有名でした。
Guyatone / グヤトーン / ビザール / メンテナンス /
![]() | 何十年もの間弾かれていなかった 1960年代製フルアコギター、グヤトーン SG-12T。 |
![]() | ピックアップは一部マニアの間で人気のゴールドフォイル。 音が出ないのでチェックしましたがピックアップは生きていましたので 後ほどアッセンブリーをチェックします。 |
![]() | まずは弦を張れるようにします。 ペグのブッシュが一つ無くなっていますが 同じ物は手に入りませんので合いそうな物を取り寄せてます。 |
![]() | 新しいブッシュを取り付けるついでに・・・ |
![]() | ペグを油で洗いヘッドもクリーニング。 |
![]() | ボルトオンネックの差し込み角度が浅いので このまま弦を張ると弦高が高くなります。 |
![]() | ネックポケットに角度を修正するシムを ローズウッドの端材で作り調整。 |
![]() | 紛失して無かったブリッジは既製品を使い調整します。 |
![]() | 変更したネック角度に合わせてブリッジ高さの調整とあわせて ボディアーチ面にブリッジの土台があうように専用工具で削ります。 |
![]() | ナットを取り付けてネックの反りを修正。 トラスロッドは非常によく効いてくれました。 |
![]() | 指板の汚れを落として・・・ |
![]() | 錆びついたフレットは磨きます。 |
![]() | 続いてアッセンブリーの修理。 電装パーツはオリジナルの部品ををクリーニング。 無事、音も出るようになりました。 |
![]() | 取り付けネジが折れていたトレモロアームも ネジを交換してネジが緩まないように調整。 |
![]() | ボディ裏など長年の汚れを綺麗にして・・・ |
![]() | 作業完了。 |
![]() | フレットに多少問題はありますが ハイポジションまで押さえ易い状態になりました。 |
![]() | 持ち込まれたオーナー様のお爺さんの形見のギターとの事。 無事復活です。 |