ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

YAMAHA FG-150

69年製 赤ラベル、ヤマハFG-150のリペア。

YAMAHA / ヤマハ / サドル交換 / ナット交換 / ネックアイロン / ピックガード貼り直し / フレット交換 / ブリッジプレート補強 /

69年製と思われる
赤ラベルのヤマハFG-150の修理依頼です。
この当時のFGシリーズは
独特の響きがあり、今も多くのファンをもつ
日本のビンテージギター。
内部の状態をチェック。
ブレーシングの剥がれとブリッジプレートの
痛みがりますので後ほど修理します。
ネックの状態をチェック。
順反りが強く・・・
弦高も12フレット上、4ミリ位ありますので
ハイフレットの演奏は弾き辛い状態です。
弾き易い状態に修理します。
まずはネックの反りを
時間をかけて修正。
ネック反り修理の合間に他の作業を進めます。
ピックガードに剥がれがありますので・・・
貼り直します。
ボディ、ピックガード裏の接着剤を
クリーニングしてリペアの最後、
仕上げに貼り付けます。
ネックの反りを修正後、
消耗したフレット、ナットの交換です。
ナットを外します。
フレットも外し・・・
指板のアールを確認。
指板の窪みを埋めて・・・
指板調整。
指板アールを整えます。
溝をクリーニング。
新たに打ち込むフレットをカットして。
フレットを打ち込みます。
続いて
フレットの端をカット。
ヤスリでフレットサイドを削り落とし・・・
指板サイドの塗装をラッカーで補修。
乾燥後、均し。
磨いて仕上げます。
続いて、ナットを製作。
ナット溝の接着剤を除去。
新たに取り付ける牛骨素材を
溝サイズにあわせて削り・・・
溝にセット。
高さを記して・・
大まかな形に削ります。
ナットに続きサドルも製作。
サドル溝の底をヤスリで均し・・・
牛骨素材を削り、・・・
溝のサイズに合わせます。
弦溝を切り、接点を調整。
続いて、擦り合わせです。
ネック、フレットの状態を確認。
フレット上を擦り合わせ、
ヤスリで形を整えて再成形します。
コンパウンドで磨いて・・・
フレット仕上げ。
続いて、
ナット溝の最終調整後、
形を整えて・・・
磨いて仕上げます。
弦高、オクターブ調整後、
サドルも磨いて仕上げます。
次は
弦のエンドポールで痛んだ
ブリッジプレートの補修。
専用工具で痛んんだ部分を削り・・・
メープルの補強材を・・・
接着、乾燥させます。
補強後。
再度、穴を空けます。
ブリッジピン穴などを調整して・・・
仕上げ。
プレート補修後は
弦のテンションをしっかり
伝えられるようになりました。
最後にブレーシングの剥がれを修理。
ボディをクリーニング後、
ピックガードを貼り付けます。
ピックガード裏に両面テープを貼り付けて・・・
貼り付け。
これで全作業の完了。
ネック反りも解消したので・・・
ストローク、指弾きどちらにも
対応出来る弾き易い弦高にセッテイング。
リペア後は反応もよくなり、ハイポジションまで
弾き易いギターになったとのこと。
よかったです。

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