ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

make the Neck

ホンジュラスマホガニーの角材から2本分のネックを採れるように採寸します。この時、木目に注意します。今回は1ピースで製作しますがデザイン面,強度の面から3ピースや5ピースで製作する場合もあります。 この後バンドソーで切り出 […]

ネック ホンジュラスマホガニーの角材から2本分のネックを採れるように採寸します。この時、木目に注意します。今回は1ピースで製作しますがデザイン面,強度の面から3ピースや5ピースで製作する場合もあります。
この後バンドソーで切り出します。
ネック 切り出したネック材を荒削りします。
ネック 切り出したネックの平面出しをしてヘッドの傾斜角度を鉋で調整します。
アコ-スティックギターは14度が一般的だと思いますが古いギブソンには17度というのもあります。私も1音下げたチュ-ニングで使用する為にヘッド角17度、スケール660ミリのギターを製作しました。ドロップD等のオープンチューニングにも向いていると思います。
今回は14度での製作です。
ネック ロッドを入れる溝をルーターで掘った後、鑿等で調整しピタリと収まる様にします。STYLEの項にも書きました通り、調整は出来ませんがとても強く音にも良いです。
ネック ロッドがきれいに収まるように調整出来たら黒檀でフタをします。
もちろんこれもきれいに収まるように調整します。
その後、接着します。
ネック はみ出た黒檀の蓋を鉋で均し指板が乗る面の平面出しの最終調整を台均し鉋やスクレーパー等で行ないます。
ネック 写真を撮るのを忘れてましたが…
横板が入る溝をノコギリで切っておきヘッドプレートを貼り付けておきます。
今回は黒檀のヘッドプレートです。
ネック 写真はスロッテドタイプのヘッドです。
チューナーの入る穴をボール盤で開けたらヤスリなどで形を成形していきます。
ネック スルーネック方式での製作ですので、ボディが乗る部分を表面板の厚さ分削っておきます。
ネック  ネックのヒール部分とボディに入り込むヘッドブロックの部分の形も成形し最後にヘッドブロックにシェラックを塗ってネックが湿気で動くのを防ぎます。
ネック ネックの製作作業はここまでとなります。

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