Nashville N-40D
ナット交換 / ネックアイロン / フレット交換 /
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70年代製、「ナッシュビル」のアコギ。 「ナッシュビル」はタカミネがエレアコ開発前に 製造していたブランドです。 |
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全体の雰囲気から当時のギルドをコピーした モデルだと思われます。 |
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ネックが反っていて ハイポジションでの演奏が辛いとのご相談。 弦高は12フレット上で約3ミリ程ありますが 弦高を調整するサドルの高さに 余裕はありません。 |
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トラスロッドを確認。 現状では回りきった状態です。 |
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ネック順反りがやや強い為、 ハイポジションの演奏は 弾き辛い状態。 |
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ギター内部は非常に きれいな状態で ブリッジプレートの傷み、 力木の剥がれなどの 不具合はありませんでした。 |
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ネックアイロンと指板調整で反りを修正。 弾き易い状態に調整する事にしました。 |
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何度かに分けて調整。 次はフレット交換を行います。 |
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アイロンの効果が良い場合は 軽い指板調整ですみます。 |
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指板がチップしない様にフレットを抜きます。 |
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全てのフレットを抜きました。 |
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ナットも交換しますので 指板調整まえに外しておきます。 |
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指板調整後、フレット溝を補修して 指板をクリーニング。 |
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溝の木屑も取り除きます。 |
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溝の幅を確認。 |
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フレットを指板に合わせアールをつけてカット。 |
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フレットを打ち込む準備をします。 |
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フレットを打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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余分なフレットをカット。 |
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両端を斜めに削り落とします。 |
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指板サイドを均した後 タッチアップ塗装で補修。 |
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次はすり合わせ前に ナットを製作しておきます。 溝に残った古い接着剤を除去。 |
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新たに取り付けるナット各面の平面を出して ナットの溝サイズに合わせカット。 |
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指板のアールに合わせ、 高さを記し・・・ |
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大まかに形を整えます。 |
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ナット溝に接着。 |
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古いナットから弦間を写し、 弦を張り大まかに溝の接点を調整。 |
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すり合わせ後に最終調整します。 |
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すり合わせ前に ネックの状態をチェック。 |
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各フレットの高さもチェック。 |
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高いフレットを中心に全体を均します。 |
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すり合わせ後、 フレットエッジを処理。 |
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平らになったフレット頭を 専用ヤスリで整えます。 |
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紙ペーパーなどで傷を徐々に消して・・・ |
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コンパウンドで磨き仕上げ。 |
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荒仕上げだったナット溝の調整後 ヤスリ等で形を整えます。 |
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マイクロメッシュで磨いて・・・ |
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仕上げます。 |
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リペア前に3ミリ程あった弦高も トラスロッドに余裕がある状態で 約2.2ミリまで下がりました。 |
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ネックの順反りも修正できましたので ハイポジションの弾き心地も格段にアップ。 |
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よく枯れた明るい音が心地良い ジャパン・ヴィンテージ・ギターでした。 |