Aria AC-25 アリア AC-25クラシックギター
Aria / アリア / クラシックギター / ネックアイロン / フレットすり合わせ / ブレーシング剥がれ / 弦高調整 /
トップ板にシダー単板を使い 値段の割りにしっかりした作りの クラシックギターの修理。 弦高が高く弾き辛いので直してほしいとの依頼。 |
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ギター内部の様子をチェックしましたら 裏板側、力木の端に剥がれがありましたので 先にそちらを修理します。 |
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反対側も少し剥がれています。 | |
接着剤をすり込んで圧着。 | |
表側からもクランプして乾燥を待ちます。 | |
力木の修理が終わりましたら ネックの状態をチェック。 ボディとネックはスルーネックで組んで ありますが、ネックは軽い元起きと 5~7F辺りを中心に強めの順反り状態。 |
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サドルは弦高を下げる為 削られていますので高さに余裕はありません。 |
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弦高は12F上で約3.7ミリ位ですので 少し高い状態です。 オーナーの方と相談してネックアイロン修正を 行い、弦高を下げ弾き易い状態に 修理調整する事にしました。 |
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ネックの反り方は個体により様々ですので 慎重にをチェックして何度かに分けて修正。 |
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修正後、ネックの元起き、順反りは解消。 弦高も約2.3ミリ位まで下がりました。 |
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ネックのコンディションも良くなりましたので フレットのすり合わせを行います。 各フレット上の凹凸をチェック。 |
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このギターはネックの動きも大きい為 チューニング時にネックが真っ直ぐな状態に なるようにテンションをかけた状態で すり合わせを行います。 |
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すり合わせ後は平らになったフレットを再形成。 | |
専用工具でフレット頭を丸めて 弾き易い形にしていきます。 |
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フレットの形が整いましたら 紙ヤスリで少しずつ傷を落とし・・・ |
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スチールウールで磨きます。 | |
最後は金属用コンパウンドで仕上げ。 | |
ナットなどを調整してリペア完了。 | |
明るい音色が心地良いギター。 修理後は弦高も下がり 非常に弾き易いギターになったと オーナの方にも喜んで頂きました。 |