Fender Telecaster Deluxe 70年代製、 フェンダー・テレキャスター・デラックスのリペア。
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70年代製、 フェンダー・テレキャスター・デラックスの フレット交換のご依頼です。 少し大きめのネックヘッドは 60～70年代ストラトに使われたラージヘット。 |
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ピックアップはフロント、リア共に 「ワイルドレンジ・ハムバッカー」といわれる フェンダーでは珍しいハンバッカーがついています。 |
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当時、フェンダーらしいハンバッカーを作る為に ギブソン社のエンジニアを迎えて作ったそうです。 |
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ネックジョイントは70年代に多い3点止めのタイプ。 6角レンチで容易に仕込み角を変更出来ます。 |
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指板は塗装も所々剥がれていますが 飴色の焼け具合など・・・ヴィンテージ特有の 雰囲気がでています。 今回はこの雰囲気を残してのリフレットを ご希望ですので、指板の塗装を残したまま フレット交換を行います。 |
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フレットを抜く前に 反りなどネックの状態をチェック。 非常に良い状態でした。 |
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ネックを外し・・・ |
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電気周りもチェック。 |
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大きな問題はありませんでした。 |
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それではフレットを抜いていきます。 塗装に切れ目を入れて・・・ |
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溝、など痛めない様に 慎重にフレットを抜きます。 |
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てのフレットを抜き終えました。 |
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小さな欠けなどを補修して 溝をクリーニングしておきます。 |
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フレット溝の調整後は 新たなフレットを打つ準備です。 |
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指板のアールを確認。 |
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ストレートのフレットを専用工具で 指板と同じ位のアールをつけます。 |
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フレット溝の長さに合わせてカット。 |
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打ち込む準備が出来ました。 |
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ネックに大きな負担がかからないように 打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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余分な部分をカット。 |
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フレット端をヤスリで斜めに落とします。 |
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>フレットサイドを均したら ラッカーで軽くタッチアップ。 乾燥後、均します。 |
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すり合せ前にナット交換をしますので 古いナットを外します。 |
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溝のアール面を崩さぬように 接着剤を取り除きます。 |
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新しく取り付ける牛骨素材のブランク。 各面を均して溝のサイズに合わせます。 |
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ナット溝のアールを確認。 |
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ナット底面を指板のアールに 合うように削ります。 |
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ナット溝の底面、端などのサイズを 合わせましたら高さを記し・・・ |
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>大まかに削ります。 |
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>サイズが合いましたら軽く接着します。 |
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元ナットを参考に弦間を写し・・・ |
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高さ、接点を調整しながら溝を切ります。 ナット溝の最終調整はフレットすり合せ後に 行いますのでここでは大まかに調整。 |
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>すり合せ前にネックの状態を確認。 |
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>トラスロッドで微調整。 |
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>各フレットごとの高さもチェック。 |
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高い場所を中心に全体を均し フレット上の凸凹をなくします。 |
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すり合わせ後、平らになったフレット形成をします。 |
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フレットエッジのバリ処理。 |
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平らになったフレット頭を 専用やすりで丸く形成。 |
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紙やすりでフレットの傷を 徐々に消していきます。 |
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スチールウールで磨き・・・ |
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最後は金属用コンパウンドで仕上げ。 |
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フレット交換は完了です。 |
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ナット溝の最終調整。 |
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調整後は形を整えて コンパウンドなどで仕上げます。 |
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ナット交換も完了。 |
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弾き易い高さに弦高調整。 |
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ピックアップ高さ、 オクターブ調整などをして・・ |
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ヴィンテージらしい指板の雰囲気を残した フレット交換は完了。 |
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フェンダーらしく力強く抜けの良い 音色が気持ち良いギターでした。 |