Gibson ’52 Les Paul Conversion|ネックリセット 1952年製、ゴールドトップのギブソン レスポールのネック角度変更作業。1957年仕様のレスポールへとコンバージョンしました。セットネックを外しネック角度を修正して弦高が下げられるように調整。ピックアップ、コンデンサーはVintage PAFとGrey Tigerに交換。フレット交換など行いセットアップ。50年代レスポールのサウンドが蘇りました。
Gibson / ギブソン / ナット交換 / ネックリセット / ネック角度調整 / フレット交換 /
1952年製、 Gibson Les Paulのリペア。 |
|
シルクスクリーンのLes Paulロゴは きれいに残っています。 |
|
この52年製レスポールは 57年仕様へ改造の途中で 持ち込まれました。 |
|
この後、作業を引き継いで セットネックを外しネックアングルを変え 弦高を下げられるように調整します。 |
|
元はトラピーズ・ブリッジでしたが チューンオーマチックへと改造されて ザグリもハンバッカーサイズに 広げられています。 |
|
ボディバック。 バックル傷など多数あります。 |
|
取り付けるピックアップは VintageのPAF。 |
|
その他、持ち込まれた 近年物のRelic Partsなどを 後ほど取り付けます。 |
|
ブリッジは一度Nashvilleタイプを 取り付けたそうですがABR-1へと 交換してほしいとのこと。 |
|
スタッド・アンカーを外して 穴を木で埋めます。 |
|
レリック加工された ABR-1タイプに変更します。 |
|
スケールを確認して取り付け。 | |
52年製のレスポールは ネック角度が浅い為・・・ |
|
エスカッションを取り付けると 簡単には弦高を下げられません。 |
|
その為、ネックを外して 仕込み角度を変えます。 |
|
ネックを取り外します。 | |
ネック角度を変える為に マホガニー材でシムを作ります。 |
|
ジョイントとボディの当たりを調整して・・・ | |
ネック角度などを確認。 | |
問題無ければ 再びネックを取り付けます。 |
|
ネック角度が変わった分、 ボディにかかる指板下には メイプル材を継ぎ足し。 |
|
外した指板を貼り付けて 指板調整&フレット交換を行います。 |
|
指板接着後 バインディングなどを補修。 |
|
指板修正を行い フレットを打ち込みます。 |
|
ナットもデルリン素材で 作り直して調整。 |
|
フレットも仕上げ。 | |
続いて Vintage PAF、ポットなど・・・ |
|
持ち込まれた パーツを取り付けます。 |
|
コンデンサーはバンブルビーではなく 「Grey Tiger」という53~55年頃の ギブソン純正物とのこと。 |
|
アッセンブリーを組んだら 弦高、オクターブ調整を 行い作業完了。 |
|
指板下のシム分、 角度が変わり・・・ |
|
弦高が下げられるようになりました。 | |
塗装に細かいウェザーチェックは かなり入っていますが ゴールドトップ特有の緑化は ほとんど起きていないですね。 |
|
作業完了まで長い時間を頂きましたが 無事復活です。 |