Gibson B-25 12弦ギター
12弦 / Gibson / ナット交換 / フレット交換 / ブレーシング剥がれ /
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ギブソン B-25-12。 12弦ギターの修理。 |
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消耗したナットの底には紙のシムを入れ 高さをかせいでいる様です。 |
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かなり減ったフレット。 |
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内部の力木などの様子を見てみましょう。 |
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裏板側、力木の端が 剥がれていました。 その下には前に行われた裏板の 割れ止め修理跡が見られます。 |
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まず力木剥がれの修理をしましょう。 外れた部分に当て木をかませ圧着します。 |
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表板、裏板に負担が掛からぬ様 外からもクランプしておきます。 |
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接着剤が乾燥しましたらクランプを外します。 力木の剥がれも直りました。 |
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次はフレット交換をします。 消耗したフレットを抜きます。 |
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全てのフレットを抜きとりました。 |
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スケールで指板の状態を見ます。 |
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指板のRも確認しておきます。 |
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経年変化による反り、凹凸を 指板調整して直します。 |
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指板調整を終えましたら フレット溝をクリーニングします。 |
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フレットを指板のRにあわせて曲げ、 フレットを打つ準備をします。 |
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フレット軽く打ち込み 専用工具でプレスしていきます。 |
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途中から工具を変え 全てのフレットを打ち込みます。 |
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打ち終えたらスケールで 状態をチェックしてすり合わせの準備をします。 |
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フレットのすり合わせをします。 |
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平らになったフレットの頭をヤスリで丸くします。 |
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すり合わせ後、 バリ処理をします。 |
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ヤスリの徐々に細かくして フレットの傷を取り磨いていきます。 |
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フレット交換は終了です。 |
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フレット処理が終わったらナット交換です。 溝に残った接着剤を落とし新たに取り付ける ナットの平面だしをして溝にぴったり入る様に サイズを合わせます。 |
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サイズが整ったら形状、弦幅の寸法を 前のナットから写して溝を切ります。 |
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弦を張り高さ、音色のバランスなど 調整します。 |
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サドル一部が何故か接着されていて 弦高が下げられない状態でしたので外して 修正。通常通り弦高調整出来る様に修正。 |
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ナット・弦高の調整が終りましたら 磨いて仕上げます。 |
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ナット交換終了。 |
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12弦ギターの調整は なかなか大変ですね。 |
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リペア後はボディ鳴り、反応もUP。 芯のある音色が印象的なギターでした。 |