Gibson ES-335
Gibson / ナット交換 / ネックアイロン / フレット交換 /
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1973年製のGibson ES-335のリペア。 フレット、ナット交換のご依頼です。 オーナーの方は低い弦高が好みで その様なセッティングをご希望との事。 |
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まずはネックの状態をチェック。 |
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ロッドは締まり切った状態でも ネックに反りがある為、 低い弦高だとハイポジションで 音詰まりをおこします。 |
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まずはネックアイロンでネックの反りを修正。 その後、フレット交換を行います。 |
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修正後。 トラスロッドもオープンな状態で ネックの反りは修正出来ました。 |
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次はフレット交換。 フレットを抜く際に指板を 痛めない様に抜きます。 欠けなどがあった場合は修正。 |
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全てのフレットを抜き終えました。 |
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フレット溝を補修後、軽く指板調整。 指板の凹凸を均しアールを整えます。 |
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スケールで確認しながら ほぼ真っ直ぐな状態にします。 |
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溝に残る木くずをクリーニング。 |
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指板の調整は出来ましたので フレットを打ち込みます。 |
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新たに打ち込むフレットを 指板アールに合わせ曲げて 各フレットの長さに合わせカット。 |
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指板周りにバインディングがある ギターですので溝の長さに合わせ フレット・タング・ニッパーで両端をカット。 |
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両サイドを調整。 |
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ボディにあまり負担が かからぬ様に工夫して打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みましたら 両端の余分な部分をカット。 |
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端を斜めに落とし・・・ |
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ヤスリで調整。 |
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指定の弦を張り すり合わせ前にネックの状態を確認。 |
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テンションをかけると ネックも動きますのでロッドで微調整。 |
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各フレット上の凹凸もチェック。 |
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全体をすり合わせ、 フレット上を真っ直ぐにします。 |
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すり合わせ後、平らになった フレットをヤスリで形を整えて 弾き易い状態にします |
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端のバリを処理。 |
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専用工具でフレット頭を丸めます。 |
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紙ヤスリで傷を落とし・・ |
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スチールウール、金属用コンパウンドで 磨いて完了。 |
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磨いた後のフレットは 弦との摩擦抵抗も減り チョーキングなど演奏性も格段にUPします。 |
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続いてナット交換です。 溝に残る古い接着剤を取り除きます。 |
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ナット溝を専用ヤスリで整えます。 |
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ナット溝は綺麗な状態になりました。 |
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ナットは牛骨に交換。 各面の平面を出して 溝のサイズ、底面を合わせます。 |
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調整後、高さを記し 大まかに形成しておきます。 |
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ナット弦幅を記し、使用する弦の ゲージに合わせ溝切り。 |
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ナット弦溝の調整。 弦高と合わせ繰り返し調整します。 |
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調整が終わりましたら形を仕上げます。 |
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コンパウンドで磨きます。 |
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ペグも交換してほしいとの事でしたので交換。 |
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再度、弦を張りオクターブ等々・・・ |
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微調整をして全てのリペア完了。 |
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修理後、ネックコンディションも 良くなりましたのでハイポジションでの 音詰まりもなく弦高を低めに セッティング出来ました。 |
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セミアコらしく音に暖かみと 切れの良さを併せ持つギター。 ずっと弾いていたくなるギターになったとの事。 よかったです。 |