ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

ギブソン J-200

Gibson J-200のブリッジ剝がれ再接着修理。

Gibson / サドル交換 / ナット交換 / ブリッジ再接着 /

ギブソン・アコーステックギターの最高峰。
スーパージャンボ・ボディをもつギブソンJ-200。
ブリッジの接着が緩み、
剥がれかけている様です。 
ギター内部を見てみます。
ブレーシング等に問題は無いようです。
所々ブリッジ周りの塗装も浮いています。
ブリッジを剥がす準備。
ブリッジに熱を加え接着剤を緩めます。
熱で充分接着剤が緩んだら外します。
ブリッジを外しましたがトップ板の張り合わせ
部分に隙間がありました。
この部分も補修してブリッジを貼り直します。
ブリッジ裏の接着剤を取り除きます。
表面板側もきれいにして
塗装の剥がれた部分の軽いタッチアップ。
乾燥後に均しておきます。
ネックジョイント角の不具合からサドルを
下げても弦高が高い状態です。
本来、ネックリセットが望ましいのですが
今回は予算の関係もあり強度などを
考慮しながらブリッジ底面を削り
サドル高さを調整します。
ブリッジの高さを調整したら接着の準備をします。
接着中。
3,4日後、クランプを外しました。
指板からの延長線上の高さをチェック。
これでサドルは充分な高さが確保出来ます。
次はサドル、ナット交換をします。
新たに取り付けるサドルの各面の平面を出し
溝のサイズに合わせます。
サドルを大よその高さに削ります。
この後、実際に弦を張り最終調整。
次はナット交換です。
ナットを外しました。
溝の古い接着剤を取り除きます。
新しく取り付けるナットの各面の平面を出し
ナット溝サイズにあわせ接着。
形を整え弦溝を切ったら実際に
弦を張り音色、弦高など調整します。
ナットの調整を終了。
弦高もオーナー希望の高さに調整し終了。 
スーパージャンボらしい低音と
メープルサイドバックの歯切れ良い音色が
気持ちいいギターでした。

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