ギブソン J-45 マーチンのドレットノートに対抗してギブソンが製作したジャンボシリーズ。その代名詞のような人気のアコギ、GIBSON J-45のギターリペア。ブレーシング剥がれを修理。消耗したフレット交換とナット交換を行いました。
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フレットを抜きます。
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マーティンのドレットノートに対抗して ギブソンが製作したジャンボシリーズ。 その代名詞のような人気のアコギ。 60年代製、GIBSON J-45のリペアです。 |
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年代により仕様が違いますが このアジャスタブル・ブリッジが生み出す 独特のトーンも魅力的なギターです。 |
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今回は消耗した フレット交換など行います。 |
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60年代ギブソン特有の 低いフレットから少し高さのある フレットに交換しますので ナット交換も必要になります。 |
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指板調整前に 外しておきます。 |
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ギター内部をチェック。 数ヶ所の力木剥がれと クラックがありました。 |
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ここも剥がれています。 |
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ピックガード脇には ボディ割れが入っています。 |
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裏側からも亀裂が見えます。 |
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指板脇にも割れが入っています。 |
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割れ部分には裏側から パッチを当てて処置。 |
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何度かに分けて圧着。 乾燥させます。 |
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力木剥がれも 接着剤をすり込んで圧着。 |
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割れ部分が大きく 広がるのを防ぎます。 |
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サウンドホール脇の割れ止めパッチ。 |
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続いてフレット交換の作業。 指板のアールを確認。 |
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トラスロッドでネックを微調整。 併せてフレット溝を補修して 指板調整をします。 |
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指板、ネックの状態をチェック。 |
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指板調整は完了。 |
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>次は新たに打ち込むフレットを曲げて・・・ |
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溝の長さに合わせてカット。 |
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打ち込みます。 |
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全フレットを打ち込みました。 |
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余分な部分をカットして・・・ |
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端を斜めに削ります。 |
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すり合わせ前に ナットを取り付けます。 |
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溝の接着剤をクリーニング。 |
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取り付ける牛骨を 溝サイズに合うように削ります。 |
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高さを記して・・・ |
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ヤスリで荒成形。 |
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溝に接着。 |
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ナットの弦溝を切り 接点、高さなど大まかに調整。 次はフレット擦り合せです。 |
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擦り合せ前に 各フレットの高さをチェック。 |
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高いフレットを中心に 全体を均します。 |
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すり合わせで平になった フレットクラウン。 |
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専用工具で形を整えます。 |
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引っ掻かりのないように フレットサイドのバリ処理。 |
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サンドペーパー、 スチールウールなどで 徐々に磨いて・・・ |
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仕上げます。 |
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荒成形のままだった ナットも形を整え マイクロメッシュで磨きます。 |
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弦溝の最終調整をして・・・ |
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ナット交換も完了。 |
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アジャスタブル・ブリッジですので 弦高調整も楽でいいですね。 |
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オーナ様のご希望通り 弦高は低めにセッティング。 |
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全リペアは完了。 |
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セラミックサドル独特のジャキジャキ感が クセになるヴィンテージギターでした。 |