ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

Gibson J-45/50

70年代製、スクウェアショルダー、Gibson J-45/50のギターリペア。ボディ横板には大小、複数のクラックが入っていますのでクラック修理、フレットすり合わせ、など行い弾き易い状態に調整しました。

Gibson / クラック修理 / フレットすり合わせ /

70年代製、スクウェアショルダー・・・
Gibson J-45/50製という
モデルの修理です。
ボディ横板には
大小、複数のクラックが入っています。
ネックつけ根はグラグラと
大きく動いてしまう状態。
14フレットは外れて無くなっています。
溝には大きめの穴が空いていたようで
穴はパテ埋めされています。
ギター内部の状態を調べます。
サウンドホール脇のクラックには
割れ止めパッチが貼られています。
その他、横板のクラック、力木剥がれ等々・・・
過去に修理が行われていました。
まずは横板の
大きなクラックを修理します。
クラック部分を矯正しながら接着。
裏側からマホガニー材の
パッチを接着。
クラックが大きいので
しっかり補強して広がるのを
抑えます。
補強後、
弦を張りボディの動き、
ネックの状態をチェック。
外れてなくなっていた
14フレットを打ち込みます。
各フレットの高さをチェックして擦り合わせます。
フレットを再成形して・・・
磨いて仕上げます。
続いて
クラック部分を・・・
塗装します。
乾燥後、水研ぎして磨きます。
ネックのつけ根辺りの
クラック跡はパッと見、
ほとんどわからなくなりました。
ボディ等の汚れも・・・
クリーニング。
最後に弦高調整して
サドルの形も整えて・・・
修理完了。
ネック、フレット状態も良くなりましたので
ハイポジションまで弾き易い弦高に調整。
リペア後は
全く問題無く
演奏を楽しめるようになりました。

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