Gibson Les Paul フレイム・メープルの木目がとても綺麗なダブルカッタウェイのレスポールのギター修理。ネックアイロン、フレット交換、ナット交換を行いました。
Gibson / ナット交換 / ネックアイロン修正 / フレット交換 /
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フレイム・メープルの木目がとても綺麗で 珍しいダブルカッタウェイのレスポール。 通常のレスポールより軽量で24F仕様ですので ハイポジションでの演奏が容易で何かと 扱いやすいギターです。 |
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ピックアップのコントロール周りも シンプルな仕様。 |
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オーナーの方からはネックの反りについてのご相談。 写真ではわかりにくいですが、ネックの順反りが強く 5F以降の演奏は厳しい状態です。 |
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今回も反りをネックアイロンで修正して 弦高を下げても音詰まり無く 弾き易い状態に修理します。 |
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約1ヶ月をかけて修正後、 ネックはテンションをかけた状態で 真っ直ぐになりました。 |
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次は消耗したフレットを交換。 |
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フレットを抜く際に指板がチップしないよう 注意して抜きます。 |
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フレットを抜き終えたらフレット溝を補修&調整。 |
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その後、指板アールを整えます。 |
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フレットを打つ前に指板状態をチェック。 |
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溝のクリーニング。 |
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指板、フレット溝の調整は終わりましたので 次は新たに打ち込むフレットの調整をしておきます。 溝の幅に合わせてフレットタングを修正。 指板アールに合わせフレットを曲げておきます。 |
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フレットを溝の長さに合わせカット。 |
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指板周りにバインディングがありますので 溝の長さに合わせフレット・タング・ニッパーで 両端をカット。 |
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ヤスリで調整して仕上げ。 |
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フレットを打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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フレット打ち込み後は 余分な部分をカット。 |
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フレットサイドをヤスリで削り・・・ |
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斜めに落とします。 |
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フレットのすり合わせの前に ナット交換も行います。 |
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溝に残った接着剤をクリーニング。 |
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面を均します。 |
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牛骨ナットブランク材を大まかにカット。 |
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各面を均して |
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ナット取り付け溝のサイズに合わせます。 |
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1Fを基準にナットを 大まかな高さに削り軽く接着。 |
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ナットの弦間隔を記し・・ |
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溝に切れ込みを入れます。 |
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実際に弦を張り、接点などを大まかに調整後 フレットすり合わせの準備をします。 |
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各フレット上の凹凸をチェック。 |
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高いフレットを中心に全体を均し すり合わせます。 |
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フレット上をチェック。 真っ直ぐになりました。 |
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次はフレット成形。 指板にマスキングして すり合わせで平らになったフレットを整えます。 |
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手で触って引っ掛かりのない様に フレットサイドを処理。 |
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専用工具でフレット頂点を整えます。 |
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その後、荒目のヤスリから徐々に番目を上げて・・・ |
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途中、スチールウールに変えて 滑らかになるように仕上げます。 |
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最後、金属用コンパウンドで磨き完了。 |
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ピカピカに仕上げます。 |
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ナットの弦溝も最終調整。 マイクロメッシュで磨いて仕上げます。 |
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オクターブなど、その他の微調整をして全リペア完了。 |
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弦高も弾き易いように低めにセッティング。 |
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ネックの反りも修正されたので ハイポジションでの音詰まりも解消。 |
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修理後は非常に弾き易いギターになったとの事。 よかったです。 |