Honey JET68-B ロケット・ベース
Bass / ベース / Honey / ネックアイロン / ビザール / フレット交換 /
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68年製、ビザール系のベース、 HONEY JET68-B。 ボディはセミハコ構造。 |
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ヘッドの形もユニークです。 通称ロケット・ベースと呼ばれるそうです。 |
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この年代の国産ビザール系の ギターには多い 0フレット仕様。 |
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ネック接合はフェンダー系と同じ。 ボディにネジ止めしてある デタッチャブルネック。 |
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ネック等の状態を見ますと 12フレット上で弦高は約4ミリ弱ある為 ハイポジションでの演奏は少々厳しい状態です。 |
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サドルは一番下まで下げられていますので このままではこれ以上弦高は下がりません。 |
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ネックの反りをチェック。 順反りが強い状態です。 |
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トラスロッドも回り切っています。 |
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まずはメイプルの薄いつき板で ネック接合部の仕込み角度を調整。 |
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仕込み角度調整後は サドル高さにも余裕が出来ました。 |
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ネックの強い順反りは ネックアイロンで時間をかけて修正。 |
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アイロン修正後、 ネックはトラスロッドにも余裕がある状態で ストレートになりました。 |
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ネックコンディションは非常に 良い状態になりましたので 次は消耗したフレットを交換。 |
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フレットをハンダで暖めて・・・ |
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指板がチップしないよう 注意して抜きます。 |
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フレットを抜き終えたら 痛んだフレット溝を補修。 |
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その後、指板をクリーニング。 |
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補修した溝を切り直します。 |
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溝のクリーニング。 |
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指板、フレット溝の調整は完了。 |
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溝の幅を確認。 |
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指板調整は完了。 次は新たに打ち込むフレットの足を調整。 溝サイズにあわせます。 |
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指板アールに合わせフレットを曲げて・・ |
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溝の長さに合わせカット。 |
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指板周りにバインディングがありますので 溝の長さに合わせフレット・タング・ニッパーで 両端をカット。 |
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ヤスリで調整・・・ |
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各フレットの溝の長さに合わせます。 |
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フレットを打ち込む準備完了。 |
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フレットを打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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フレット打ち込み後は 余分な部分をカット。 |
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フレットサイドを ヤスリで削り斜めに落とします。 |
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次はいったん外した ナットスロットをきれいにします。 |
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ヤスリでスロットに残った 古い接着剤を取り除き 平面を出します。 |
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ナットスロットをきれいにしたら 元ナットを接着して形を整えます。 |
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次は弦を張り フレットの擦り合わせを行います。 まずはネックの状態をチェック。 |
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アイロン修正後、 トラスロッドにも余裕ができましたので微調整。 |
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各フレットごとの凹凸をチェック。 |
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高いフレットを中心に擦り合わせ。 |
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次はフレット成形。 |
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手で触って引っ掛かりのない様に フレットエッジを処理。 |
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指板にマスキングして すり合わせで平らになったフレットを整えます。 |
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専用工具でフレット頂点を丸めて・・・ |
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荒目のヤスリから徐々に番目を上げて・・・ |
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スチールウールで 滑らかになるように仕上げます。 |
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最後、金属用コンパウンドで磨き完了。 |
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当時のぺグは個性的で良いですね。 |
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バラしてグリスUP。 |
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オクターブ調整・・・ |
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ピックアップの高さ調整。 |
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0フレット調整など、 その他、微調整をしてリペア完了。 |
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弦高も弾き易いように低めにセッティング。 |
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ネックの反り、仕込み角度も 修正されたのでハイポジションまで スムーズに演奏出来る様になりました。 |
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ビザールテイストあふれる雰囲気が 非常にCOOL！！ 見た目だけではなく、しっかり使える ベースになりました。 |