Kalamazoo KM-21 1930年代製、マンドリン。Kalamazoo KM-21のネックリセットなどの作業です。
Kalamazoo / ネックリセット / フレット交換 / マンドリン /
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1894年、マンドリン製作を始めたギブソン。 そのセカンドブランドであったカラマズーの マンドリン修理です。 |
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型番は1930年代に作られた カラマズー KM21と思われます。 |
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ネックの状態をチェック。 |
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ネック継ぎ目に剥がれがありますが 過去にダボ補強などの修理が 行われたようです。 |
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チューニングすると ネックは元起き状態で・・・ |
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弦高も高い状態。 |
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サドルは一番下まで下がっています。 |
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蟻ホゾ部を補強をして ネック角度を修正する ネックリセットを行います。 |
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指板の接着剤を緩めて・・・ |
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蟻ホゾ部分に 高音の蒸気を入れて ネックを外します。 |
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残った 古い接着剤をクリーニング。 |
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欠けているホゾ部は補強して 形を整えます。 |
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12フレット以降の 指板の反りが大きい為 アイロンで修正。 |
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ノミで削り 角度を修正。 |
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ボディとの当り具合を調整。 |
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蟻ホゾの効きを調整後・・・ |
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ネックの中心、角度を確認して・・・ |
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ボディとネックを接着。 |
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乾燥後、 ネック接ぎ目の 塗装を補修します。 |
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ヤスリで均して・・・ |
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着色後、クリアーを吹き。 乾燥後に均して磨き。 |
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続いて フレット交換です。 |
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フレットを抜いて 溝を補修して指板調整。 |
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ネックの直進性・・・ |
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指板アールを 確認しながら行います。 |
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下処理が完了したら 新しいフレットをカットして・・・ |
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フレットの打ち込み。 |
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余分な部分をカット。 |
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斜めに削り・・・ |
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フレットサイドのバリ処理して 指板脇の塗装を補修。 |
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擦り合わせの準備。 各フレットの高さをチェック。 |
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フレット上をヤスリで均します。 |
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擦り合わせ後 ヤスリでフレットの形を整えて・・・ |
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磨いて仕上げます。 |
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ボディ等の汚れを クリーニング。 |
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新しい弦を張り・・・ |
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弦高、オクターブを調整して・・・ |
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修理完了。 |
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ネックの不具合も解消。 |
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弦高も弾き易い高さセッテング。 ハイポジションまでストレスなく 弾けるようになりました。 |
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作られてから80年位経っている ビンテージ・マンドリン。 程よく枯れて明るい箱鳴りサウンドは 新しい楽器には出せない渋みがありますね。 |