Martin 00-21NY|ブリッジプレート補強 マーチン00-21NYのリペアです。
Martin / マーティン / サドル交換 / ナット交換 / フレット交換 / ブリッジプレート補強 / ブレーシング剝がれ / ペグ交換 /
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あまり見かけないMartin 00-21NYのリペア。 過去にブリッジ交換、PGの取り付けが 行われたようです。 |
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横板、裏板は貴重なハカランダ材。 派手な木目が出ています。 今回フレット、ナット、ブリッジプレートなど 消耗した部分を交換、調整します。 |
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ギターの内部をチェック。 力木の割れが1ヶ所ありました。 |
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古いギターはある程度しょうがないのですが やはりブリッジプレートは痛んでいましたので この機会に補強しておきます。 |
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専用工具をブリッジにセット。 |
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痛んだ部分を・・・ |
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削りとります。 |
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その部分にメイプルの端材から作った 円状のパッチを当て補強。 2回に分けて作業します。 |
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接着してクランプ。 1日位乾燥させます。 |
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乾燥したらブリッジピン穴を空け広げます。 |
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補強後、音の反応UPなど期待できます。 |
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力木の割れも修理。 |
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ネックの状態をチェック後、 消耗したフレットを交換します。 過去にネックリセットもされていますので ネックのコンディションは良好でした。 |
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フレットを抜く際に指板を痛めない様に抜きますが 痛んだ溝、チップした部分などは補修しておきます。 |
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軽く指板調整。 |
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指板上、ストレートエッジで確認。 |
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フレットを打ち込む前に溝をクリーニング。 |
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新たに打ち込むフレットを 指板アールに合わせ曲げておきます。 |
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各フレットの長さに合わせカット。 |
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ボディに負担がかからない様に フレットを打ち込みます。 |
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全てのフレットを打ち込みました。 |
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打ち込み後、余分な部分をカット。 |
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フレットサイドを斜めに削り落とします。 |
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すり合わせの前に新たなナット、 サドルも作っておきます。 まずはナット交換。 古いナット周りに切り込みを入れ ナットを外します。 |
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溝に残った接着剤の跡をクリーニング。 |
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溝の底面など綺麗な状態になりました。 |
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元の素材は象牙が使われていましたので 象牙で作り直します。 各面の面だし後、ナット溝のサイズに合わせます。 |
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溝に合わせましたら高さを記します。 |
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ヤスリで荒削り。 大体の形を作ります。 |
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ナットと溝の底面はしっかり密着させます。 この後、実際に弦を張る前に弦溝を切り、調整します。 |
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サドル溝をクリーニング。 |
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今回はサドルも象牙で作り直します。 底面の平面だし後・・・ |
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サドルスロットのサイズに合わせます。 |
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大まかなに予定弦高になるように サドルを削ります。 |
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実際に弦を張り、ナットの溝調整と併せて 予定の弦高に仕上げます。 |
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ナットの弦溝も調整。 弾き心地に大きく影響する部分ですので 何度も確認しながら少しずつ削り調整します。 |
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ある程度予定弦高になりましたら テンションをかけた状態で すり合わせの作業を行います。 まずフレット上、全体の状態をチェック。 |
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各フレットごとの凸凹もチェックしておきます。 |
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高い部分を中心にすり合わせます。 |
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すり合わせ後、フレットサイドのバリ処理。 |
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専用工具で平らになった フレットの頭を削り頂点を作ります。 |
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紙ヤスリ~スチールウールなどで 徐々にフレットを磨き上げます。 |
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金属用コンパウンドで磨いてピカピカに仕上げます。 |
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再び弦を張りナットの弦溝、 弦高などの最終調整。 |
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調整後、紙ヤスリなどで磨き形を仕上げます。 |
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仕上がりました。 |
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サドルも磨いて・・・ |
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完了です。 |
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ブリッジプレートの補強後。 弦のテンションをしっかり支えられる様になりました。 |
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弦高も弾き易いように低めにセッティング。 |
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ペグも最近の物に交換されていましたので 古いオープンバックのレプリカ物に交換。 |
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リペア後は音のバランスが良くなったとの事。 ハカランダらしい凛とした音色が心地よいギターでした。 |