ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

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Martin 000-15｜ネックリセット

マーチン000-15のネックリセット。

Martin / マーティン / サドル交換 / ネックリセット /

Martin 000-15 マーチンのオールマホガニーモデル、
Martin 000-15の修理です。
Martin 000-15 ネックの状態をチェック。
順反りは問題ないですが
ネックとボディのジョイント辺りが
元起きしています。
Martin 000-15 弦高も12フレット上で
約4mm～3.5mmある為
ハイポジションでの演奏は辛いとの事。
Martin 000-15 その他の状態もチェック。
表面板にクラックがありますが
過去に内部からパッチを当てて
修理してありました。
Martin 000-15 元起きが原因ですのでネックを外し、
仕込み角度を修正して修理します。
まずはネックを外す準備。
指板の接着を緩めて・・・
Martin 000-15 指板の接着剤を剥がしておきます。
Martin 000-15 このモデルはボルトと接着剤で
ネックを接合しています。
内部ボルトを外し、15フレットを抜いて
接着剤を緩める為のスチームを入れる
穴を空けます。
Martin 000-15 その穴から高温の蒸気を入れて・・・
Martin 000-15、ネックリセット(元起き)、ギターリペア＆ベース修理工房 NINTH( ナインス）東京、高円寺 ネックを外します。
Martin 000-15、ネックリセット(元起き)、ギターリペア＆ベース修理工房 NINTH( ナインス）東京、高円寺 ジョイント部分。
Martin 000-15 古い接着剤を除去して・・・
Martin 000-15、ネックリセット(元起き)、ギターリペア＆ベース修理工房 NINTH( ナインス）東京、高円寺 数日乾燥させます。
Martin 000-15 ネック部分がしっかり乾燥したら
ネック角度を修正します。
Martin 000-15 ホゾのサイズを合わせて補強。
ノミで仕込み角度を調整します。　
Martin 000-15 定規で角度を確認しながら・・・
Martin 000-15 ボディとの当たりも調整します。
Martin 000-15 ボディ側の接着部もクリーニング。
Martin 000-15 ネックの中心も合わせます。
Martin 000-15 その他、細部調整後
ボディとネックを接着。
Martin 000-15 数日乾燥させます。
Martin 000-15 蒸気を入れるのに空けた
15フレットの穴。
Martin 000-15 ローズウッドの端材で埋めて・・・
Martin 000-15 フレットを打ち込みます。
Martin 000-15 弦を張りネックの状態を確認。
Martin 000-15 ネックリセット後。
ネック仕込み角度が変わりましたので
弦高も下がります。
Martin 000-15 フレットを調整。
フレット上の凹凸をチェック。
Martin 000-15 フレット浮き部分を修正。
Martin 000-15 フレットを均して再成形。
コンパウンドで磨いて・・・
Martin 000-15 仕上げます。
Martin 000-15 リセット後、元サドルのままでは
あまりにも弦高が低いので
サドルを作り直します。
Martin 000-15 新たに取り付ける牛骨素材、
各面を整え溝のサイズに合わせ・・・
Martin 000-15 大まかに削ります。
Martin 000-15 弦高調整後、形を整え
マイクロメッシュで磨いて・・・
Martin 000-15 仕上げ。
Martin 000-15 ナット溝も調整。
Martin 000-15 リペア後は4mm程あった弦高も
低めにセッティング。
弾き易い状態になりました。
Martin 000-15 軽量でコンパクトなボディは
抱えやすいですね。
マホガニーの素朴な響きが
心地良いギターでした。

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