Martin-2-17 1930年製、戦前マーチン 2-17の修復。
Martin / マーティン / サドル交換 / シェラック塗装 / ナット交換 / ネックリセット / バーフレット打ち直し / ブリッジプレート補強 / ブリッジ再接着 / ブレーシング剥がれ /
1930年製、Martin 2-17。 | |
塗装は剥がされ ネック、ブリッジなども外された状態で 持ち込まれましたので細部を調整して組み上げます。 |
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ネックヒール部分は角度を修正しようとして かなり削られていますので・・・ |
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ブリッジ位置を少しずらして オクターブが合うように補正します。 |
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今回塗装はシェラック塗装で行います。 まずは下地処理を行い数日に分けて タンポ 擦りを行います。 |
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糸巻きを取り付ける穴も・・・ | |
空け直します。 | |
ボディ、ネックともに5割位の塗膜が出来たら ネック取り付けの作業。 |
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蟻ホゾを修正。 | |
蟻ホゾの効きが緩くなる分 マホガニの端材で補強。 |
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ネック角度を確認。 | |
スケールを確認。 | |
作業の合間にタンポ塗りも行い塗膜を作ります。 | |
ネック角度変更に伴い 12F以降にローズウッド材をかまします。 |
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ネックの中心も確認。 | |
ネックを取り付け・・・ | |
数日乾燥させます。 | |
無事、ネックとボディは繋がりました。 | |
スケールを確認してブリッジ位置を決め・・・ | |
ブリッジ接着。 | |
ブリッジプレートも・・・ | |
補強します。 | |
続いて バーフレットのかさ上げ作業。 |
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指板調整を行い・・・ | |
各フレットを再成形して 溝サイズにカットしたローズウッドの 端材を敷いて・・・ |
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バーフレットを打ち込みます。 | |
ナットは黒檀で製作。 | |
糸巻きも取り付け。 | |
ロングサドルは牛骨で製作。 | |
ナット溝の調整とあわせて・・・ | |
サドルも目標弦高に調整します。 | |
続いて フレット擦り合わせを行い・・・ |
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磨いて仕上げ。 | |
ブレーシングの剥がれも修理。 | |
最後に塗装の細部を補修して・・・ | |
塗装を仕上げます。 | |
最後に新しい弦を張り・・・ | |
作業完了。 | |
弦高も好みの高さに調整出来るようになり・・・ | |
弾き心地も上々です。 | |
貴重な戦前の楽器ですが 無事復活しました。 |