Martin D-28
Martin / クラック修理 / サドル交換 / ネックリセット / フレットすり合わせ /
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1997年製、 Martin D-28。 ネック修理のご依頼です。 |
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ネックの状態をチェック。 ネックジョイント辺りが 元起きしています。 |
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ギター内部をチェック。 力木、プレートなどに問題はありませんが 表面板の張り合わせ部に 少し剥がれがありますので 後ほど修理します。 |
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ネックを外す準備。 指板の接着を緩めておきます。 |
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フレットを抜き・・・ |
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穴を空けます。 |
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その穴から高温の蒸気を入れて・・・ |
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ネックを外します。 |
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ジョイント部分。 |
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古い接着剤を除去して・・・ |
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数日乾燥させます。 |
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乾燥を待つ間にトップ板、張り合わせ部の ハガレを修理します。 |
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スプルースの端材から 作ったパッチを・・・ |
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ギター内部、ハガレ部分に接着して 広がるのを防ぎます。 |
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2回に分けて接着。 |
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ネック部分がしっかり乾燥したら ネック角度を修正します。 まずはホゾ部分を補強。 |
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定規で確認しながら・・・ |
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ノミで仕込み角度を調整。 |
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ボディとの当たりを調整します。 |
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削って蟻ホゾの効きが甘くなった分、 ツキ板を張り効き具合を調整。 |
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ツキ板などを削り 中心も合わせます。 |
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その他、細部調整後 ボディとネックを接着。 |
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数日乾燥させます。 |
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続いて、フレットを調整。 蒸気を入れるのに空けた 15フレットの穴を埋めて・・・ |
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フレットを打ち込みます。 |
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弦を張りネックの状態を確認。 |
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ネックリセット前、 12フレット上の弦高。 |
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ネックリセット後。 ネック仕込み角度が変わりましたので 弦高も下がります。 |
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フレット上の凹凸をチェックして フレットを擦り合わせ。 フレット全体を均します。 |
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専用工具などで フレットを成形。 |
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コンパウンドなどで磨いて仕上げます。 |
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リセット後、元サドルのままでは あまりにも弦高が低いので サドルを作り直します。 |
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新たに取り付ける牛骨素材、 各面を整え溝のサイズに合わせ・・・ |
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大まかに削ります。 |
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弦高調整後、形を整え マイクロメッシュで磨いて・・・ |
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仕上げます。 |
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ナット溝を微調整して 弦高も低めにセッティングして リペア完了。 |
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リセット後は ハイポジションまで弾き易くなって 音の反応もUPしたとの事・・・よかったです。 |