Morris F-12 1974年製 モーリス F-12のギターリペア。
Morris / モーリス / サドル交換 / ナット交換 / ブリッジ再接着 / ブレーシング剥がれ /
モーリス F-12。 1974年製のヴィンテージ フォークギターの修理調整です。 |
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ボディはマーチンの00サイズ位。 扱いやすいスモールサイズ。 |
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ネックは非常に良い状態です。 | |
只、ブリッジの剥がれ。 | |
ギター内部、ブレーシングにも 剥がれがありますので修理します。 |
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まずはブリッジをラバーヒーターで温めて・・・ | |
ブリッジを外します。 | |
ブリッジ裏の接着剤をクリーニング。 | |
ボディ側、 塗装を剥がさずに ブリッジ接着してありましたので 剥がれ易い状態でしたので・・・ |
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塗装を剥がして面を均し、 ブリッジ裏とボディとの当り具合を 調整します。 |
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ブリッジ際をタッチアップ塗装で補修。 乾燥後、均します。 |
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ブリッジ再接着の準備が出来たら手早く接着。 数日、乾燥させて・・・ |
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ブリッジ剥がれ修理は完了。 | |
続いて、ブレーシングの剥がれを修理。 | |
接着剤をすり込んで圧着。 乾燥させます。 |
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続いて、 サドル・ナットを交換。 |
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サイズを調整してオーナー様の 持ち込み素材を使って交換します。 |
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出来合ナットの底は 斜めになっているタイプですので・・・ |
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削って修正。 | |
スロット面としっかりと合わせます。 | |
サドルも削りながら・・・ | |
スロットに無理なく入るように合わせます。 | |
弦を張り弦高を調整。 | |
サドル底、平面を保ちながら削り 適正弦高にセッテング。 |
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ナット・サドル共に粗削り後、 磨いて形を整え・・・ |
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仕上げます。 | |
錆でくすんだフレット、指板もクリーニング。 | |
磨いて仕上げます。 | |
最後にペグ取り付け穴を補修。 | |
穴が広がって ペグをしっかり固定出来ない状態でしたので 穴を埋めてネジ穴を空け直します。 |
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可動も安定。 | |
新しい弦を張って・・・ | |
修理調整の完了です。 | |
弦高も弾き易い高さにセッテング。 | |
モーリスといえば当時、ヤマハと並び 日本を代表するフォークギター。 製造後、40年以上経って十分に 乾いたボディの響きが心地良いギターでした。 |