Morris W-30
サドル交換 / モーリス /
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モーリス・ギター。 ネック元起きの不具合で5・6弦辺りのサドルの高さが ほとんど無く、その為弦の振動をボディにしっかり伝え られません。 |
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この場合ネックの差込角度を修正するネックリセットが 最適な修理方法ですが、予算等の関係で今回は オーナーと相談して音響、強度のバランスを崩さない 程度にブリッジ上面を削り、サドル高さを確保する 事にしました。 |
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ミニルーターでブリッジ高さを落とす分 サドル溝を深く切り直します。 その後、適正な高さまでブリッジを削り込みます。 |
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新たに取り付けるサドル底の平面を出し 溝に収まる様に幅を調整します。 |
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溝にぴったり収まりました。 |
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サドルの上面を指板のRにあわせて形を整えます。 |
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実際に弦を張りサドル高さ、 ブリッジピンホールの調整をします。 |
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このブリッジはローズウッドを黒く染めてありました。 外観を変えないよう全体を磨き染め直します。 |
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指板を黒く染める染料で全体を黒く染めます。 |
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ナットの溝とあわせて最終調整をして終了。 |
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ほとんど無かった5,6弦のサドル高さも充分でて 弦の振動を伝えるテンションも確保できました。 |