Morris W-40 モーリス W-40
Morris / モーリス / ナット交換 / ブリッジプレート補強 / ブリッジ再接着 /
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1978年製、モーリス W-40の修理。 |
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まずは、ネック周りの状態をチェック。 ネックコンディションは非常に良い状態です。 |
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ブリッジに剥がれがありますので修理します。 |
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内部などをチェック。 力木の剥がれ、割れなどはありませんでしたが ブリッジプレートが傷んでいますので補強。 その他、ナットに欠けもありますので交換します。 |
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ブリッジ剥がれの修理。 熱で接着を緩め・・・。 |
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ブリッジを外します。 |
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ブリッジ下、接着面の塗装を剥がさずに 接着されていましたので 塗装を剥がして再接着します。 |
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製作時空けられたと思われる 表面板の余分な穴をスプルースの 端材で埋めておきます。 |
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内側はローズウッドの端材で埋めます。 |
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接着面の塗装を剥がし面を整えます。 |
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ブリッジ裏の古い接着剤も綺麗に剥がします。 |
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ブリッジはローズウッド材ですが 表側は黒檀の様に黒く塗装してありました。 外す際の熱で塗装が少し痛みましたので 黒く染め直します。 |
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接着の準備を整えて・・・。 |
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手早く接着してクランプします。 数日乾燥させます。 |
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ブリッジ再接着の作業は完了。 |
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次は経年変化で痛んだ ブリッジプレートを補強します。 |
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補強に使うローズウッドを 端材から切り出し・・・ |
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専用工具でプレートの 痛んだ部分を・・・。 |
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削り込みます。 |
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この部分にローズウッドを接着して・・・ |
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乾燥するまでクランプ。 2回に分けて作業します。 |
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補強材を入れたら 再度ピン穴を空け直します。 |
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面を均したらプレ-トの補強は完了。 これで弦のテンションを しっかり支えられるようになりました。 |
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次はナット交換。 |
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ナットを外し・・・・ |
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溝の接着剤をクリーニングして 面を整えます。 |
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新たに取り付ける牛骨素材のナット。 |
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ナット溝は傾斜があるタイプですので 傾斜に合うように削ります。 |
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ナット高さを記して 大まかに形を作り・・・・ |
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溝に取り付け。 最終的には弦溝調整後に 形を整えて磨きます。 |
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元ナットからの弦間を写して・・・ |
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溝を切ります。 |
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弦を張り高さなど接点を調整します。 |
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併せて弦高調整も行います。 |
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ナット溝の調整後 形を整えて・・・・ |
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磨いてナット交換も完了。 |
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フレット周りのメンテナンス。 調整指板などの経年変化により発生した フレットサイドのバリ処理をして・・・ |
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指板をマスキングしてフレットを磨き・・・ |
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ピカピカに仕上げます。 |
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ボディなどの汚れもクリーニングして・・・ |
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全てのリペアは完了。 |
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リペア後は反応もUP。 乾いた音色が心地良いギターでした。 |