ギターリペア、ギター修理、製作工房【ナインス】

YAMAHA L-10

ヤマハ L-10のリペア。

YAMAHA / サドル調整 / ナット交換 / フレット交換 /

 

80年代、後期物と思われる
ヤマハ・フォークギター、
L-10のフレット交換などのご依頼。
弦高は4mm位あり高い状態ですが
サドル高さに十分余裕がありますので
後ほど調整します。
ネックの状態などチェック。
ナットも交換しますので外します。
指板を痛めないように・・・
フレットを抜き・・・
指板の状態を見て・・・
ロッドを調整。
指板アール確認。
フレット溝を補修して・・・
指板調整を行います。
続いて、打ち込むフレットをカット。
バインディングがある
ギターですので溝の長さに合わせ
フレット・タング・ニッパーで両端をカット。
フレットを打ち込む準備完了。
フレットを打ち込みます。
続いて、フレットを成形します。
余分な部分をカット。
ヤスリで斜めに落とします。
擦り合わせ前にナットも制作。
ナット取り付け溝をクリーニングして・・・
新たに取り付ける牛骨素材の
ナットサイズを合わせます。
各面の均し。
1Fを基準に高さを記し・・・
大まかな形に粗成形。
溝に取り付け
弦間を写し・・・
弦溝を調整。
擦り合わせ後に最終調整を行います。
続いて
フレット擦り合わせ。
ネックの動きを確認。
トラスロッドで反りを調整。
各フレットの高さをチェックして・・・
高い部分を中心に全体を均します。
その後、フレットサイドのバリ処理。
平らになったフレット頭を
専用ヤスリを使い頂点を再成形。
フレットの角をとって
滑らかに仕上げます。
金属コンパウンドで磨いて・・・
フレット交換の完了。
続いてサドルを削り弦高調整します。
元サドルは溝に頑丈に接着されていました。
その為、サドル上部を削り調整します。
何度も削っては弦を張り、
弦高を確かめながら目標弦高に調整。
合わせてナット弦溝も最終調整。
粗成形のナットも形を整えて・・・
磨いて・・・
ナット交換も完了。
ボディの汚れ・・・
ヘッド、ネック裏の汚れをクリーニングして・・・
リペア完了。
弦高も弾き易い高さにセッテイング。
ハイフレットまで弾き易くなり・・・
音の反応もUP。
yamaha L-10、リペア、修理 トップ材はエゾ松、サイドバックは
バリサンドルのオール単板の人気モデル。
音量豊かで音の分離、キレの良い
サウンドが心地良いギターでした。

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