YAMAHA N-1000
YAMAHA / クラック修理 / ピックガード剥がれ / ブレーシング剥がれ /
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日本のヴィンテージ・ギター。 1980年製、YAMAHA N-1000。 |
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指板インレイ、ブリッジの形など 個性的なギター。 中島みゆきさんの使用で 有名なモデルだそうです。 |
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ギター内部をチェック。 ブリッジプレートにはL.R.BAGGS製の ピックアップが搭載されています。 表板、裏板のブレーシングに数箇所の 剥がれがありました。 |
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表板には写真マスキングテープに沿って 薄くクラックの様な筋が見られます。 オーナー様曰く、スラム奏法を 多用していたら目立ってきたとの事。 裏側からパッチを当てて対応します。 |
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ピックガードには大きな浮き、 剥がれが見られますので 貼り直します。 |
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まず、表板に数箇所ある ブレーシング剥がれの修理。 |
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一番奥の剥がれから修理します。 接着剤をすり込みクランプで圧着。 1~2日ほど乾燥させます。 |
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次はXブレーシングの剥がれを修理。 |
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接着剤を入れて圧着。 乾燥させます。 |
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続いて サウンドホール近くの剥がれ。 |
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接着剤注入してクランプ。 乾燥させます。 |
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トップ板側、最後の剥がれ。 |
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接着剤を入れて圧着。 これで表板のブレーシング修理は完了。 |
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裏板にも剥がれがありますので・・・ |
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剥がれに接着剤を注入して 専用クランプで圧着。 |
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表側からもおさえます。 |
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ブレーシング修理の次は トップ板のクラック修理です。 スプルースの端材から切り出し 割れ止めパッチを作り・・・ |
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クラックに沿い接着。 今回は強力磁石で圧着します。 |
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今後、大きく割れ口が 開くのを抑えます。 |
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次はフレット周りの調整。 数箇所大きなフレット浮きがありますので・・・ |
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一度、フレットを抜いて・・・ |
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指板のアールに合わせて修正後。 フレットを打ち込みます。 |
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指板の経年変化で目立つ フレットサイドのバリ処理。 |
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引っ掻かり感をなくします。 |
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フレットを磨いて・・・ |
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仕上げます。 |
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最後に全体のクリーニングと ピックガードの貼り直し作業。 外し跡に残った古い接着剤をクリーニング。 |
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ボディの汚れなども・・・ |
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クリーニング。 |
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ピックガード裏の接着剤も除去。 |
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薄い両面テープを使い・・・ |
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ピックガードを貼り直して 全リペア完了。 |
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リペア後はトップ板の反応もUP。 ストローク、アルペジオ、どちらでも使い易い 豊かな響きが心地良いギターでした。 |